関空でカクテルPR わかやまジンジャー
和歌山商工会議所は、地元産品の販売促進の取り組みとして、県民に人気の高い農商工連携商品「生姜丸しぼりわかやまジンジャーエール」を使ったカクテルレシピを開発。8、9日に関西国際空港で開かれた関西広域連合主催の「KANSAI国際観光YEAR2017PRイベント」に出展し、外国人観光客らに試飲してもらい、人気投票を行った。
同商議所は、県民の郷土愛を醸成し、地方創生の機運を高める活動を積極的に展開し、昨年12月には尾花正啓和歌山市長に「ふるさとを愛する心を育む取り組み(ふるさと愛運動)」を提言。今回の取り組みもその一環となる。
関西空港のイベントで紹介したのは、アルコール系の「わかやまジンジャーフィズ」3種類(日本酒、梅酒、ミカン酒)と、ノンアルコール系の「わかやまジンジャークーラー」2種類(ミカンジュース、梅ジュース)のカクテル。
試飲したロシア出身のタイアーさん(28)は、日本酒を使ったジンジャーフィズに一票を投じ、「他の風味よりも元の素材がよく分かるから好き」と気に入った様子。和歌山については「行ったことはないが熊野古道の巡礼については知っている」と笑顔で話していた。
人気投票ではフィズ、クーラーともに梅風味が人気を集めた。カクテルのレシピを考案した同商議所青年部で、「サウスウェストカフェ」(和歌山市北ノ新地)を手掛ける小山よしおさんは「梅の人気が高いことは予想していたが、他の味もとてもおいしく仕上がった。家庭でも簡単に作れるが、1位のレシピは、店で豪華にバージョンアップして提供するので、期待してほしい」と力を込めて話していた。
「甘みが少なく、スパイシーなショウガの味がはっきりしている『生姜丸しぼりわかやまジンジャーエール』は、どんな飲み物とも相性が良い」と太鼓判を押す小山さん考案のオリジナルレシピは別掲の通り。