新年度スタート 官民で辞令交付や入社式
新年度最初の平日の3日、官公庁や多くの民間企業は新規採用者への辞令交付式や入社式を行い、各組織の未来を担う新しい人材が社会人のスタートを切った。真新しい濃紺のスーツなどに身を包んだ新職員らは、緊張やとまどいの表情を浮かべながらもさっそく研修などに臨み、新しい環境での活躍に向けて意気込みを見せた。
県庁では、本年度の新規採用職員102人(うち女性36人)に対する辞令交付式が正庁で行われ、職員一人ひとりに仁坂吉伸知事が辞令を手渡した。
新規採用職員を代表し、情報政策課に配属される中野祥房さん(32)が「責務を深く自覚し、県民全体の奉仕者として公正に職務を執行することを誓います」と宣誓した。
仁坂知事は訓話で「県民の幸せや県勢の発展のため、それぞれの配属先で自分は何ができるか、組織は何をするべきか考えてほしい」と呼び掛けた。
一般行政職として採用され、長寿社会課に配属される井沼衛さん(24)は「以前から福祉の分野に関心があったので、希望がかなってうれしい。和歌山県のために頑張りたい」と話していた。
辞令交付式の後、新職員は県自治会館に移動し、マナー研修が行われた。