5000本が続々見ごろに 紀美野花いちばん
桜や桃など約5000本が栽培されている、紀美野町大角の「花いちばん」で今月中旬まで、第5回「春の花まつり」が開かれている。ピンクや黄など、さまざまな花が1万5000坪の園内を彩っており、来園者の目を楽しませている。
柿農家で広場内で民泊「桜庵」を営む園主、記田佳和さん(53)が「みんなが楽しめる憩いの場をつくろう」と15年前から農地だった同広場を手入れしている。桜や桃をはじめ、モクレン、レンギョウ、ヤマブキなど20種類以上の花が育てられている。
ピンク色が美しく、平和の象徴とされる「陽光桜」や「矢口桃」が見ごろを迎えている他、今後は、1本の枝から白とピンクの色の異なる花を咲かせる「咲き分け源平枝垂れ桃」、白い花をつける「右近桜」などが見ごろとなる。
記田さんによると、ことしは寒い日が続いた影響で開花は昨年より10日ほど遅れており、「長く花を楽しんでもらえると思います」と来園を呼び掛けている。9日午後1時からは太鼓などの音楽ライブが催される。
開園は午前9時半ごろ。入場料は中学生以上500円、小学生100円、未就学児は無料。問い合わせは花いちばん(℡073・495・3956)。