和歌浦地区の歩道整備 国事業化決まる
和歌山市の尾花正啓市長は6日、定例会見で、地元から強い要望があった国道42号の歩道と和歌浦交差点の改良事業の事業化を、国が決定したことを報告した。
事業区間は、和歌浦交差点から北に400㍍の部分。国が事業を担当し、本年度の事業費として2100万円が確保された。
計画内容は歩道整備の他、区間の南進車線で、直進車と左折車の信号表示に時間差があることなどによる渋滞の解消を図るため、和歌浦交差点の改良工事も計画されている。同区間は、市内の国道42号線で、唯一歩道が未整備の状態になっている。
ことし2月には、通学路点検で市や国、警察、保護者、地元自治会関係者らが、同区間周辺を現場視察するなど意見交換を行い、国交省近畿地方整備局和歌山国道事務所の職員らに、歩道設置などの改善要望を行っていた。
会見で尾花市長は、「歩道通行の安全性の確保や交差点の改修での渋滞解消を期待している」と、喜びのコメントを述べた。