交通遺児支援に寄付 中古車販売商工組合

県中古自動車販売商工組合(掛下三理事長)は12日、交通事故で親を亡くした子どもたちの支援に役立ててもらおうと、公益財団法人県交通遺児を励ます会(北浦性次代表理事)に10万円を寄付した。

同組合は県内の93社の中古自動車販売店で構成されており、同会への寄付は3度目。

贈呈式は和歌山市湊の県自動車会館内であり、掛下理事長(66)が北浦代表理事(80)に目録を贈呈し、感謝状と盾を受け取った。

掛下理事長は「車の販売に携わる以上、間接的に交通事故を発生させていることに責任を感じます。ことしは利益が出ず少額ですが、次はもっと寄付させていただけるよう頑張ります」と話し、北浦代表理事は「皆さんの温かいお気持ちがうれしく、子どもたちにも感謝の気持ちを伝えています。将来しっかりとした社会人になれるよう、サポートする活動に使わせていただきます」と感謝していた。

同会は現在、中学生までの遺児約30人の生活を支援。寄付金は無償還の奨学金や、旅行・レクリエーションの交流費、交通安全の啓発活動費などに充てられるという。

北浦代表理事㊨に目録を手渡す掛下理事長

北浦代表理事㊨に目録を手渡す掛下理事長