アースデーに水軒で環境活動 和歌山8LC
和歌山市8ライオンズクラブ(LC)は22日、地球環境について考える国際記念日「アースデー」に合わせて同市西浜の水軒浜で合同例会を開き、同所に整備が進められている松林の周辺清掃や整備を行い、約100人が汗を流した。
セレモニーで、LC国際協会335―B地区9リジョン1ゾーン(9R1Z)の江川弘章ゾーン・チェアパーソンは「松は2月に植えると成育しやすいといわれることから、ことし2月に80本を事前に植えた。きょうは松が育つ環境の整備をお願いしたい」とあいさつした。
参加者は、雑草を抜き、ごみなどを撤去した後、各クラブのネームプレートを植樹された松の苗木に結び付けた。
セレモニーには、住民団体「水軒の浜に松を植える会」の奥津尚宏事務局長も参加。奥津事務局長によると、平成20年に発足した同会はこれまでに同所の約1・7㌔に3000本以上の松を植樹。植樹については完了したとして、今後は「水軒堤防サポートクラブ」と名称を改め、松の手入れや清掃活動を継続していくとしている。
大阪から訪れた、LC国際協会335―B地区の川野浩史地区ガバナーは、今回の活動について、「多くのメンバーが取り組むことで地域の人へのアピール度も高くなる。和歌山には熱血な人が多く、大阪のメンバーに良い影響を与えてくれている」と話していた。
米国発祥で世界最大の社会奉仕団体であるLC国際協会はことし、発足100周年を迎える。江川ゾーン・チェアパーソンは「環境保護や食糧支援、視覚障害者の支援、青少年の育成などの奉仕事業に、より一層力を入れていく」と力を込めていた。