和歌山RC創立80周年 記念式典と相撲事業
和歌山ロータリークラブ(RC、兼田守会長)が創立80周年を迎え、22日には記念式典が和歌山市七番丁のダイワロイネットホテル和歌山で開かれ、約160人で祝い合った。23日には記念事業として、日本の国技・相撲の伝統文化解説と「力士とのぶつかりげいこ」が、同市有田屋町の県営相撲競技場で行われた。
記念式典で兼田会長は「80周年に何をして皆さんにお返ししようかと考え、事業を展開してきた。この会場に全員が集い、より深い絆を築き、平和の一助になれば活動も報われると思う。これからも一人ひとりが仕事を通して社会に奉仕したい」とあいさつ。
その後、80周年記念事業として行われた、徳川吉宗ゆかりの品の市への寄贈や、評論家・金美齢さんの講演会などの取り組みを紹介。記念事業の一つである青少年育成奨励金が兼田会長から対象者5人に手渡された。
式典には、姉妹クラブの南釜山RCや板橋RCのメンバーも出席。事前に行われた調印式で、姉妹クラブの提携が5年間延長され、3クラブの会長が調印書を披露した。
式典後の祝賀会では、マグロの解体ショーやシンガー・ソングライターの山口采希さんのライブステージなどがあり、盛り上がった。
23日に行われた記念事業「力士とのぶかりげいこ」には、県内の小中高校生が参加し、春日野部屋に所属する大相撲力士ら3人の胸を借りて稽古に励んだ。
日本の伝統文化である相撲道の所作と礼儀を学び、次世代に継承してもらうことを目的に企画。子どもたちは、自分より何倍も大きな力士の体に飛び込んで体当たりし、力いっぱい押すなどして、ふれあいを楽しんでいた。また、松源相撲部や県庁相撲部など実業団の選手らも参加し、力士との迫力のぶつかりけいこを披露し、集まった約100人の観客を沸かせていた。
参加した紀の川市立田中小学校6年生の山崎瑛士君(11)は「力士の人たちのぶつかりげいこを見て、迫力と、いろんな技に驚きました」と話していた。