東京五輪強化候補に スケボー四十住さん
日本ローラースポーツ連盟が主催する日本スケートボード選手権大会が東京都内で開かれ、岩出市在住で県立伊都中央高校1年の四十住さくらさん(15)が、女子ストリート部門で準優勝を飾った。15日には県庁南別館に宮下和己県教育長を表敬訪問し、喜びを語った。
スケートボードは東京五輪の追加種目に決まり、注目度が高まっている。同大会は、東京五輪の強化指定候補選手選考会を兼ね、初めて開催。ストリート部門は、会場内に設置された手すりや斜面を制限時間の1分間で滑り、技の難度や高さ、スピードなどを競った。
表敬訪問には、母・清美さん、同校の栗原充司校長が同席。四十住さんは、自宅の練習場では設備が物足りず、母親の運転する車で大阪府や三重県の練習場まで足を運んで技を磨いていることを説明。使用するボードの特徴や今後の目標などの質問に答えた。成果が実った今大会について「自分の持てる力を出し切れた。2位になれてうれしい」と笑顔で語り、宮下教育長は「和歌山から東京五輪(の出場選手)に選ばれてくれるとうれしい。期待しています」と激励した。
大会の結果、東京五輪の強化指定候補選手に選ばれた四十住さん。今後は合宿に参加し、選考を重ねながら9月に開かれる世界選手権への出場を目指す。