那賀地方の農林水産振興PG 振興局が作成
県民に業務内容を広く知ってもらおうと、那賀振興局農林水産振興部は、平成29年度に取り組む産業振興策や山村の活性化策などをまとめた「那賀地方農林水産振興プログラム2017」を作成した。A4判、カラー、22㌻。
県は昨年度、県内の各振興局に同部を新設。同振興局は、業務の“見える化”を図り、同部職員の士気を高めようと、プログラムを作成。県内の振興局では唯一の取り組みで、昨年度に続き2年目の作成となる。3月に作業を開始し、約2カ月かけて部の全職員で完成させた。
プログラムでは、那賀地方の農林水産業の概要を示し、「農業・水産の振興」「農業・農村の振興」「森林・林業の振興及び山村の活性化」の項目に分け、各事業の詳細や前年度の実績、業務の様子などの写真を掲載している。
プログラムをより見やすくするため、概要説明で那賀地域の農作物の栽培面積などを表で紹介。特に重点的に取り組む事業の説明や、各事業の相談窓口と担当者の一覧も示した。ページ数は前年度より4ページ増え、充実した内容に仕上がっている。
同プログラムは完成後、岩出、紀の川両市をはじめ、管内の農林水産関係機関に配布。今後、那賀地方で開催される各種関係会議などでも配布する。また、プログラムは同振興局で受け取ることができる他、ホームページ(http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130200/)でも詳細を確認できる。
同部の松浦達也部長は「重点項目を実現できるように、業務を遂行していきたい」と話している。問い合わせは農業水産振興課(℡0736・61・0025)。