力強くはっけよい 第24回わんぱく相撲熱戦

 和歌山青年会議所(水野孝彦理事長)主催の「第24回わんぱく相撲和歌山場所」が28日、和歌山市有田屋町の県営相撲競技場で開かれ、紀北地域の小学生力士約240人が元気いっぱいの取り組みを見せ、会場を熱気に包んだ。

 初夏恒例の大会として四半世紀近くにわたって親しまれている。初期は選手集めなどに苦労した歴史もあったが、近年はママ友、パパ友といった親同士のつながりから出場を申し込む例も多く、かつての選手の子どもが出場する例も増えているという。

 水野理事長(38)は「24年続けてきたことで、地域の皆さんの文化になってきたと感じます。地域の将来を担う青少年の育成が第一の目的であり、明るい豊かな社会を築いていくために、責任ある私たちの世代が子どもたちに接していかなければならないと思っています」と開催の意義を話した。

 子ども力士の家族らが会場に詰め掛け、大きな声援を送る中、取り組みは男女、各学年の12クラスのトーナメント戦と団体戦で行われた。がっぷり組んでの四つ相撲や激しい押し相撲、土俵際での鮮やかな投げ技など、多彩な戦いが展開された。

 男子4~6年各クラスの優勝者3人は、7月30日に東京・両国国技館で行われる全国大会への出場権を獲得。1年生から6年生まで連続で大会に出場した6年生4人には皆勤賞が贈られた。

 各クラスの優勝者(横綱)と皆勤賞、団体戦の入賞は次の皆さん。

 【横綱】〈男子〉1年=福田一真(和大付)▽2年=根本清泰(藤戸台)▽3年=佐々木大地(和大付)▽4年=吉田直輝(松江)▽5年=中西海心(岡崎)▽6年=山崎瑛士(田中)〈女子〉1年=大森玲依(山東)▽2年=西原蓮奈(新南)▽3年=寺田叶愛(山崎北)▽4年=戸村友香(智弁和歌山)▽5年=山下茉莉(雑賀崎)▽6年=尾野舞來(紀伊)

 【団体戦】①和大付②伏虎義務教育学校

 【皆勤賞】請川凰大良(四箇郷)▽東睦基(伏虎)▽室谷一憲(和大付)▽鈴木亜沙珠(岡崎)

力強い取り組みを見せる子どもたち

力強い取り組みを見せる子どもたち