和歌山市立中の夏休み短縮 空調設置完了で
和歌山市の尾花正啓市長は5日の定例記者会見で、本年度から市立中学校の夏休みを1週間短縮すると発表した。
夏休みの終了日はこれまで8月31日だったが、ことしから24日にする。今回の決定は、今夏までに全学年の教室への空調設置が完了する見込みとなったのを受けてのこと。夏休みの短縮により、教科などの指導に必要な時間が十分に確保でき、各学校の特色ある教育の実践に充てるなど、それぞれの学校の判断で活用される。
市立中学校17校への空調設置事業は、平成26年度に3年生の教室、昨年度に2年生の教室が完了。本年度に1年生の教室が完了する予定となっている。
市教育委員会学校教育課によると、生徒への周知については、昨年度末に在校生に、1年生には本年度に説明した。これまでに、生徒や保護者からの苦情や意見などは寄せられていないという。