お城の動物園ベビーラッシュ ニホンジカも
和歌山城内の人気スポット「和歌山公園動物園」がベビーラッシュに沸いている。6月15日には5月に続いてニホンジカの赤ちゃんが生まれ、すくすくと成長している。
同園では5月19日にマーラ、30日にニホンジカが生まれ、さらに今回、2頭目のニホンジカが誕生。赤ちゃん3頭が相次いで園の仲間となるうれしい1カ月となった。
飼育員によると、新たな赤ちゃんは15日早朝、へその緒がついた状態で、小屋の隅で見つかった。現在も隅に好んで座り、一日のほとんどを寝て過ごしている。人が赤ちゃんに触れると、母親が育児放棄をする可能性もあるため、飼育員は細心の注意を払っている。
5月30日に生まれた赤ちゃんは、シカ舎の中央でくつろいだり、母親の「つぐみ」のそばへ移動したりして過ごしている。4日ほど前から朝食時にニンジンやサツマイモをかじるようになってきたことから、「離乳が進んでいるようです」と飼育員。その成長を温かく見守る日は続く。
5月30日生まれの赤ちゃんの名前は、飼育体験を行う市内の小学生の公募で決められる。6月15日生まれの赤ちゃんの命名方法は未定。