海の安全願い 加太海水浴場で海開き
和歌山市の加太海水浴場で6月30日、加太観光協会(利光伸彦会長)と加太まちづくり㈱(尾家賢司代表取締役社長)による海開きの安全祈願祭が行われた。
毎年祈願祭の後、地元小学校の児童らが初泳ぎを楽しむが、ことしは雨のため中止され、祈願祭の神事のみの開催となった。
加太春日神社の井関摩美子宮司が神事を執り行い、利光会長や尾家同地区連合自治会長の他、市産業観光国際部の澤本博行観光課長や南海電気鉄道㈱加太駅の草田守弘駅長ら約20人が参加した。
参加者はおはらいを受けた後、玉串を奉てん。井関宮司は海と海水浴客の安全を祈る祝詞を奏上した。利光会長は「子どもたちに避難訓練やマリンスポーツを体験してもらえなかったのは残念。ことしは新しいマリンスポーツやグランピングなども取り入れ、さらに進化した海水浴場に来てもらえたら」と来場を呼び掛けた。
同海水浴場は8月31日まで開設。ことしは新たにバナナボートやサーフボードに立ってパドルで水をかくサップなど新しいマリンスポーツを楽しめる他、グランピングの体験施設もオープンし、5万5000人を集客予定。