県産建設資材の活用促進へ 40社がフェア
県産建設資材の利用促進を目指し、商品の魅力をPRする第2回「県けんさんぴん建設資材フェア」が7日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれた。県内外の県産品登録事業者の40ブースが並ぶ会場には、建設、設計事業者や発注機関職員ら約800人が訪れた。
オープニングで、主催者の県産品建設資材登録事業者連絡会の谷垣和伸会長は「ブースをしっかりと見ていただき、明日からの設計、発注、施工に採用していただきたい。このフェアを契機に、より一層、素晴らしい製品を開発していきたい」とあいさつ。
県の森戸義貴県土整備部長は「県内の景気浮揚と雇用確保を目指すフェア。本年度中には、県内の木材利用促進と景観への配慮のため、木製防護柵(ガードレールなど)の設置を観光スポットなどから順次、行う」と話していた。
県内16社と県外の24社が出展。各ブースでは、人口芝生やウッド筋工、県産材木質舗装材ブロックなど、多様な建設資材のサンプルなどが並べられ、来場者は熱心に説明を求め、サンプルに実際に触れ、カタログを確認するなどしていた。
㈱尾花組(田辺市)土木部の野中忠彦さんは、山の切断面の養生や、植生を促す資材などを中心に会場内を視察。「今後手掛ける工事で需要が発生したら、きょうのフェアで知った資材の活用を検討したい」と話していた。