シューベルトの夕べ 11日澤クヮルテット

 和歌山市出身のバイオリニストで東京藝術大学学長の澤和樹さんらがつくる「澤クヮルテット」が11日午後7時から、県立図書館メディア・アート・ホール(同市西高松)で演奏会「シューベルトの夕べ」=写真=を開く。

 澤さんは桐蔭高校在学中の16歳の時、初めて弦楽四重奏を聴き、その魅力のとりこになった。27年前に念願の澤クヮルテットを結成し、ライフワークとして取り組んできた。

 当日は、「歌曲王」と呼ばれたシューベルトの名作「四重奏断章」「ロザムンデ」「死と乙女」の3曲を演奏する。

 澤さんは「表現の微妙な和音が美しい弦楽四重奏は究極の室内楽。歌にあふれた名作を皆さまに聴いていただきたい」としている。

 入場料は一般3000円(当日4000円)。学生2500円。問い合わせは県立図書館クラシック音楽会議(℡073・457・1011)。