危険運転ゼロへ 特別交通機動隊が出陣式
「わかやま夏の交通安全運動」(11~20日)の実施に合わせ、県警交通部は、白バイ隊員を中心に暴走族対策員や精鋭警察官で編成した「特別交通機動隊(STT)」を交通取締活動に集中的に投入する。運動初日の11日、和歌山市西の交通センターで出陣式が行われ、隊長はじめ31人の隊員が決意を新たに、活動に出発した。
出陣式で県警交通部の坂部義人部長は、初めて編成されたSTT隊員に「悪質な危険運転を徹底的に検挙し、死亡事故を含む悲惨な交通事故を抑止したい。隊員の皆さんには強い意識を持って、任務に当たってほしい」と訓示した。
隊員らは、白バイ6台、高速道路で暴走族を取り締まる通称「黒ヒョウ」と呼ばれる黒いバイク3台、パトカー2台などに乗り込み、同市、岩出市、海南市などの巡回に出発した。交通事故が多発している時間帯やエリアに対し、所轄の警察署と連携して効果的に交通事故の抑止を図る。