ボウリング全日本出場 高校4選手が挑む

 神奈川県川崎市の川崎グランドボウルで31日から開かれる「第41回全日本高校ボウリング選手権大会」に、和歌山ボウリング連盟所属・和北総合クラブの坂原慎平君(和歌山北1年)、伊勢川華愛さん(同2年)、川崎未来君(同3年)と山本栞那さん(同3年)が県代表として出場する。

 同大会は各都道府県の予選を通過した男子各5人、女子各3人が出場。予選9ゲームを行い、上位の男子28人、女子20人が決勝で3ゲームを投げ、総得点で順位を決める。

 県内予選では、坂原君と川崎君が男子の部で1位と3位、伊勢川さんと山本さんは女子の部で1位、2位を飾った。

 4人は普段、和歌山市土入の和歌山グランドボウルで練習。放課後や休日など週に4~5日訪れ、技術を磨いている。

 ボウリングのレーンにはオイルが塗られており、ボールがレーンを転がることですり減っていく。そのため、レーンの状態を見極めたボール選びやコントロールが大切になる。練習では、どんな状態でも同じフォーム、同じ方向にボールが投げられるように訓練を重ねている。

 神奈川県代表や愛媛県代表など全国大会には強豪が数多く集う。大会に向け、ジュニア全日本ユースとして海外の試合も経験している坂原君はスペアを練習。山本さんも同じくスペアに力を入れている。ボールの軌道に安定感がある伊勢川さんは、同じフォームで投げ続ける練習をしている。ボールにスピードがある川崎君は、余計な力を入れず、丁寧に投げられるフォームを追究している。

 全国大会の決勝に残るには、男子は210点以上、女子は195点以上を取らなければ難しい。

 坂原君は「優勝したい」、川崎君は「上位で決勝進出」、伊勢川さんは「5位以内入賞」、山本さんは「入賞したい」と掲げる目標はさまざま。和歌山ボウリング連盟の西田一善会長(67)は「全国でもトップレベルの4人なので、入賞してくれると信じている」と期待を込める。

全国大会に出場する(左から)川崎君、坂原君、伊勢川さん、山本さん

全国大会に出場する(左から)川崎君、坂原君、伊勢川さん、山本さん