JUJUと共演 地道さん横浜アリーナで
和歌山大学付属中学校1年の地道野乃さん(13)=和歌山市有本=が、歌手・JUJUさんの全国ツアー「―ジュジュ苑スペシャル―スナックJUJUアリーナツアー2017」の最終公演(7月11日、神奈川県・横浜アリーナ)で、JUJUさんと「ラヴ・イズ・オーヴァー」をデュエットした。地道さんはカラオケDAMと同ツアーのコラボレーション企画のオーディションを勝ち抜き、デュエットの権利をつかんだ。
80年代の名曲をカバーしたアルバム「スナックJUJU~夜のRequest~」を携えての全国ツアー。オーディションは、全国のカラオケから課題曲を歌った音声や動画を応募し、審査を通過した10人がデュエットの権利を懸けて最終選考に挑んだ。
地道さんは小学4年生の時にダンサーモデルとしてダンスを始め、5年生からは芸能界で活躍したいとボーカルのレッスンを始めた。
今回のオーディションの存在を知ったのは締め切りの直前。JUJUさんの声が好きだった地道さんは、一緒に歌ってみたいと応募を決め、「Because of You」を歌った。
7月上旬に審査通過の連絡が届き、東京・渋谷区のカラオケボックスで最終審査に臨んだ。課題曲は「ラヴ・イズ・オーヴァー」。ボーカルレッスンで歌い出しや感情の入れ方などを練習し、全国のファイナリストと競った。
地道さんは審査員やカメラが並ぶ部屋で堂々と熱唱。中学生らしい見た目に対し大人びた声のギャップが評価され、ライブへの出演が決定した。地道さんは母親に電話で報告し、2人で喜びの涙を流したという。
当日はバンドとのリハーサルの後、JUJUさんからの誘いで通しリハーサルにも一緒に参加。「大丈夫」と優しく言葉を掛けてもらい、本番は2人で見つめ合いながら「ラヴ・イズ・オーヴァー」を歌い、会場には歓声が沸いた。
地道さんは「大きなホールで歌うのは気持ち良かった。生で聞いたJUJUさんの歌は響く声で、とても色っぽかった」と楽しそうにライブを振り返り、「歌って踊れるアーティストになりたいという気持ちが強くなった。歌とダンスのスキルを上げて、もう一度横浜アリーナに立ちたい」と話している。