夢風鈴まつり始まる 海南市内神社などで
海南市内10カ所の神社などに風鈴を飾り、スタンプラリーなどを行うイベント「第8回かいなん夢風鈴まつり」が1日に始まり、同市大野中の春日神社(三上秀信宮司)では、祭典や短歌・俳句大会の表彰式が行われた。
風鈴の音で邪気をはらい、日本各地の災害からの復興や芸能上達などを祈願。同神社には約400の風鈴が飾られ、風が吹くと一斉に涼やかな音を響かせた。
三上宮司が祝詞を奏上し、参列者が玉串を奉納した後、第19回春日万葉の森歌垣大会、第12回「熊野・高野」短歌・俳句大会の表彰式が行われた。海南文化協会の唐津麻貴子副会長は「言葉が簡略化された時代、昔の言葉が残る短歌や俳句を見るとほっとする。古くから残る五・七・五のリズムをこれからも引き継ぐ役割であることを念頭において、来年もたくさん歌を詠んで応募してほしい」とあいさつした。
夢風鈴まつりは15日まで開催し、スタンプラリーの他、11日には夢灯夜、夢風鈴マラニックなども行われる。一部31日までのイベントもある。詳しくはホームページ(http://kainanyumefuurin.ikora.tv/)で。
各大会の短歌、俳句の入賞者は次の皆さん。
【春日万葉の森歌垣大会】〔短歌〕明賞=千葉ひとみ▽浄賞=谷口静香〔俳句〕明賞=野口城▽浄賞=東優子
【高野】〔俳句〕神社本庁統理賞=山下多喜子▽県神社庁長賞=太田妙子〔短歌〕神社本庁統理賞=浦木逸子▽県神社庁長賞=木下正博
【熊野】〔俳句〕神社本庁統理賞=綾ひろ子▽県神社庁長賞=曽根澄子〔短歌〕神社本庁統理賞=松田容典▽県神社庁長賞=滝本のぶを