ぶんだら節&おどるんや 5日に同時開催

和歌山城周辺を市民が躍り、練り歩く和歌山市の夏の風物詩「紀州おどり『ぶんだら節』」が5日、けやき大通りと西の丸広場で開かれる。49回目の今回は55連、約5500人が参加を予定。ことしも第14回「おどるんや~紀州よさこい祭り」との同時開催で、真夏の夜をにぎやかに盛り上げる。

ぶんだら節は、紀州が生んだ江戸中期の豪商・紀伊国屋文左衛門が、荒波にミカン船を繰り出した意気と壮挙をイメージし、その名にちなんで名付けられたという。踊りは昭和44年、市制施行80周年を記念し、郷土芸能の育成や市民相互の連帯などを願って作られた。

午後4時50分からの開会セレモニーには、4組の市観光発信人、歌手のウインズ平阪さん、お笑い芸人の「すみたに」さん、モデルの本谷紗己さん、歌手の大河内美紗さんが出演。参加者は9時ごろまで「ニューバージョンぶんだら21」「正調ぶんだら節」に乗せて、六番丁交差点から西の丸広場までの約700㍍を躍り歩く。西の丸広場では輪踊りが行われ、縁日横丁が並ぶ。

会場周辺は午後4時から10時まで交通規制が行われる。小雨決行、荒天中止。当日の午後2時に開催の態度決定をし、市ホームページに掲載する。

伝統の「正調ぶんだら節」(昨年)

伝統の「正調ぶんだら節」(昨年)