中学生が鋭く質問 市議会でジュニア会議
中学生が和歌山市に問題を提言し、市政への関心を高める次世代育成支援事業「明日の和歌山市を築くジュニア会議」が4日、和歌山市議会議場で行われ、市立中学校と義務教育学校の生徒約70人が一般質問を行った。
今回は初めて市議会議場を使っての開催となり、参加した18校が一つずつ質問を行い、尾花正啓市長や原一起教育長、各部局長が回答する通常の市議会での一般質問と同じスタイルで行われた。
市街地の空洞化やIR誘致など市の取り組みや課題について質問が寄せられ、「農業や漁業の担い手不足について対策を教えてください」という質問に対して、尾花市長は「機械化で効率化を進め、農家の収入が増えるように作物も変えて育てています。また、大都市圏でのPR活動やブランド化も進めています」と市の取り組みを説明した。
参加した西和中学校3年の植本結子さん(14)は「めったに入れない所に行けたので、貴重な体験になった。他の学校のいろんな人の意見や、和歌山市の政策などを聞けて、自分がこれからどうしていくべきか分かったように思う」と話した。