加太線のみたい電車 観光車両で60人が乾杯
南海電鉄加太線(和歌山市―加太間)で12日、列車の中でビールや食事を楽しむイベント「夏だ!ビールだ!のみたいでんしゃ」が開かれた。
涼しさを感じながら同線や加太地域の魅力を知ってもらおうと、初めて開催。県内外から約60人が参加した。
参加者は午前11時に和歌山市駅に集合し、11時46分発の観光列車「めでたいでんしゃ」に乗り込んだ。
車内では、1人につきビール3本、缶チューハイとソフトドリンク各1本ずつが配られた他、唐揚げ専門店「すごいっ手羽」(神奈川県)がプロデュースした紀州うめどり使用の唐揚げが用意され、参加者は乾杯した後、コップを片手に会話を楽しみながら、唐揚げや弁当に舌鼓を打っていた。
加太駅に到着した後は、加太名産の鯛を使った鯛コロッケやそうめんを味わい、加太漁業協同組合が用意した新鮮な海産物などの買い物を楽しみ、帰りの車内ではゲームを通じて参加者同士の交流を深めた。
鉄道好きの友人と2人で参加した兵庫県西宮市の女性は、各地で同様のイベントに参加しているといい、「めでたいでんしゃに初めて乗ることができた上に、ビールと料理がおいしく、最高でした」と笑顔だった。