福嶋商会の施工評価 和歌山市優良工事表彰

 和歌山市が発注した建設工事で他の模範となる受注業者や技術者をたたえる、平成29年度「優良建設工事表彰」の表彰式が21日、市役所で行われ、㈲福嶋商会と監理技術者の垣内泰治さんが表彰を受けた。

 同表彰は16年度から行われ、前年度に完成した工事で1件当たりの請負代金額が250万円以上の工事が対象。市の基準に基づいて算出される工事成績評定点が80点以上で、過去2年間に完成した他の全ての工事で70点以上の評定点を記録する必要がある。

 同社は、田尻の市道杭ノ瀬坂田線の道路改良工事を受注。27年10月から28年6月にかけて側溝を道路化する工事に取り組んだ。区間は約220㍍で、現場一帯は市立三田小学校の通学路となっているが、道幅が狭く地元から拡幅を求める声が上がっていた。

 表彰式では、尾花正啓市長から同社の福嶋晋社長と垣内泰治さんに表彰状が手渡された。

 尾花市長は「品質や施工体制が良好で周辺環境にも配慮している。受賞を機に技術を向上させ、社会基盤の整備に尽力してほしい」と同社をたたえ、福嶋社長は「受賞は市道路建設課をはじめ、皆さんの協力のたまもの。建設業界発展のためさらに努力していく」と意気込みを示した。

 垣内さんは受賞について「大変ありがたい」と話し、「地元の自治会長さんとも話し合い、公共工事として良いものを造ろうと思った」と振り返っていた。

表彰を受けた福嶋社長㊨と垣内さん㊧

表彰を受けた福嶋社長㊨と垣内さん㊧