インフラ整備など52億円補正 9月県議会
和歌山県議会9月定例会が12日に開会し、県当局は総額57億1200万円を増額する本年度一般会計補正予算案を含む計15議案を上程した。
補正予算案は、高速道路インターチェンジ(IC)へのアクセス道路整備やインフラの老朽化対策など国庫補助による公共事業に52億1626万円、野菜や花きの産地活性化に向けてJAが実施するパイプハウスの整備等の支援に6147万円、6月の豪雨により県内5カ所で発生したがけ崩れの対策工事に3230万円などを計上している。補正後の一般会計総額は5713億200万円。
仁坂吉伸知事は提案理由説明で県政の動きにふれ、女性の職場での活躍や出産・子育てと仕事の両立を支援する企業・団体で構成する企業同盟の結成や、情報通信技術を活用しリゾート地で働きながら休暇を取る「ワーケーション」の推進に力を入れていることを紹介。「企業間の交流を通じて取り組みの充実を図り、女性が活躍できる環境づくりを促進していく」と述べた。
9月定例県議会の会期は28日までの17日間。一般質問は19~22日、常任委員会は25、26日に予定している。