京井、山本さん全国へ 和歌山高等美容学校
全国の理容・美容学生が技術を競い合う「第9回全国理容美容学生技術大会」の近畿地区大会がこのほど京都市内で開かれ、和歌山高等美容専門学校(和歌山県和歌山市、亀井都紀子校長)2年生の京井純さん(20)と山本みづきさん(20)が「美容部門 カット種目」でともに優秀賞を受賞した。2人は11月に東京で開かれる全国大会に近畿代表として出場する。
同種目には60人が出場。20分間の制限時間内にウィッグをレイヤーカットに仕上げる課題で、カットラインの美しさや正確さを競った。京井さんは「いつも通りできた」と振り返り、山本さんも「選ばれてうれしかった」と喜んでいる。
2人は夏休み返上で猛特訓。1日5~6時間、黙々とウィッグに向き合った。指導した同校教諭の亀井勇治さんは「作業が丁寧で緻密。技術に光るものがある」と高く評価している。
1学年40人の小規模校ながら、2人が全国大会へ進む今回の快挙に同校も沸いている。亀井校長は「『カットの高等』といわれる本校の技術の高さが発揮された。この子たちなら全国でも十分通用する」と大きな期待を寄せている。