企業とマッチングを　障がい者就職説明会

ハローワーク和歌山（和歌山公共職業安定所）は２６日、「障がい者就職面接会」を和歌山県和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開き、製造業や食品関係、サービス業など２７事業所のブースに求職者約１００人が来場した。

企業と障害者に出合いの場を提供し、自由な面接で求職者の適性と能力に応じた就業機会の確保を図ることが目的で、今回が２０回目。

来場した求職者らは各企業のブースを訪れ、手話を介したり付き添い人のサポートを受けたりしながら、熱心に業務の説明を聞いた。

ハローワーク和歌山総括職業指導官の石橋正英さんは「障害者と企業の意思疎通がスムーズでない場合には、ハローワーク職員や支援者が間に入り説明などを行うようにしている」と話していた。

平成２５年改正の「障がい者雇用の促進等に関する法律」で民間企業の法定雇用率は２・０％に引き上げられた。昨年６月の調査で県の雇用率は２・４１％と全国平均１・９２％を上回る結果となっている。同雇用率は来年４月に２・２％に引き上げられる予定。

手話を介して説明を受ける求職者