初任科46人が新たな一歩 警察学校卒業式
県警察学校(和歌山県和歌山市木ノ本、鳴海武則校長)で29日、初任科第143期生(短期課程)の卒業式が行われ、22~23歳の46人(うち女性6人)が警察官としての新たな一歩を踏み出した。
式には卒業生と教官らの他、保護者や来賓が出席。卒業証書を授与した鳴海校長は「第一線で一生懸命に取り組み、『継続は力なり』という言葉を念頭にたくましい警察官になってもらいたい」と式辞。宮沢忠孝県警本部長は「常に研さんを続け、自己の能力の向上に努めて大きく成長してほしい」と激励した。
卒業生を代表して宮雄巡査(23)が学校生活で支えてくれた周囲への謝辞を述べ、「県民の皆さんの期待に応える強さと優しさを備えた警察官になります」と力強く意気込んだ。
4月から約半年間にわたり警察官としての基礎を学んだ卒業生は、串本署を除く県内13署に配属される。