前田孝道さん死去 二番札所・紀三井寺貫主

 和歌山県和歌山市の紀三井寺貫主、前田孝道さんが9月29日、肺炎のため89歳で死去した。通夜は10月2日午後7時、葬儀・告別式は3日午後1時から、和歌山市手平のセレモ平安で行われる。香典は辞退。喪主は長男・泰道(たいどう)さん。

 孝道さんは広島県尾道市出身。高野山大密教学科卒業後、紀三井寺に入寺。昭和36年に救世観音宗管長・紀三井寺貫主に就任。西国三十三所第二番札所である名刹を守り、その発展に貢献してきた。

 県仏教会会長、県宗教連盟理事長、西国三十三所札所会会長などを歴任。和歌山東南ロータリークラブ会員としても活動し、平成13~14年度には、県内と大阪府南部のクラブを統括する国際ロータリー2640地区ガバナーも務めた。

本堂での催しで長男・泰道さん㊧と共に(平成24年10月)

本堂での催しで長男・泰道さん㊧と共に(平成24年10月)