智弁、和東が準決勝へ 高校野球2次予選

 平成29年度秋季近畿地区高校野球大会県2次予選が9月30日、和歌山県和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で開幕し、同日と1日の2日間で1回戦4試合が行われた。本紙エリアでは智弁が和歌山南陵を12―0の5回コールドで圧倒。和歌山東が高野山を3―2で下し、それぞれ準決勝に進んだ。星林は日高中津にサヨナラで敗れ初戦で涙をのんだ。

 ◇1回戦

 【9月30日】

 〔第1試合〕

智弁 4 2 3 0 3 12
和歌山南陵 0 0 0 0 0 0

 (5回コールド)

 〔智〕平田―東妻〔和〕水原、内海―中山▽本塁打=冨田(智)▽2塁打=冨田、黒川、西川(智)

 智弁は初回、2本の単打と四球で満塁と攻めると、冨田が左中間に満塁本塁打を浴びせて先制。2回に冨田、3回に黒川の適時2塁打などで加点した智弁は、16安打12得点で圧倒した。投げては平田が5回を2安打に抑える好投。変化球を主体とした投球で打者を手玉に取った。

 〔第2試合〕

近大新宮 5 0 1 0 0 0 0 3 0 9
箕島 2 1 0 2 0 0 3 4 × 12

 〔近〕清岡、野口―水光〔箕〕岩鼻、久志、熊代―小池、小松▽3塁打=前田(近)滝本(箕)▽2塁打=清岡、畠中、那須(近)山本、田川、深井2(箕)

 【1日】

 〔第1試合〕

高野山 0 1 0 0 0 0 0 0 0 2
和歌山東 1 0 1 0 1 0 0 0 × 3

 〔高〕加藤―岡松〔和〕杉本、前―岡﨑▽2塁打=藤原(高)

 和歌山東は初回、1死3塁と好機をつくり、岡野の右犠飛で先制。3回にも岡野の右犠飛で追加点を奪うと、5回は2死1、2塁から長島の左前適時打で1点を加えた。

 投げては先発の杉本が要所を抑える投球で7回途中を6安打と好投。継投した前は最終回に1点差にまで詰め寄られたが、リードを死守した。

 〔第2試合〕

星林 0 0 1 0 0 0 0 6 0 7
日高中津 0 0 0 0 0 2 1 3 8

 〔星〕駿河、濵端―佐藤駿〔日〕宮井、入山、宮井―川﨑▽3塁打=齋藤(日)▽2塁打=落合、近藤、糸山(星)宮井(日)

 星林は3回表、2死2塁から濵端の適時打で先行。2点を追う8回は長短5本の安打を集める打者一巡の猛攻で6点を奪ったが、日高の反撃を防げなかった。投げては先発の駿河が粘りの投球。試合中盤まで試合をつくったが、リードを守り抜くことはできなかった。

 準決勝は7日、第1試合で智弁と箕島、第2試合で和歌山東と日高中津が対戦する。決勝と3位決定戦は8日に行われる予定。上位2校は21日に大阪シティ信用金庫スタジアムで開幕する秋季近畿高校野球大会に県の代表として出場する。

5回裏、長島の適時打で本塁生還する岡野(和歌山東)

5回裏、長島の適時打で本塁生還する岡野(和歌山東)