県独自の学力テスト 小中学生3万人受験
学習内容の定着度を測る県教育委員会の学習到達度調査が18日、和歌山県内の小中学校で行われた。
学力の定着度を把握し、指導改善に役立てるため実施。小学校、義務教育学校前期課程、特別支援学校小学部の4・5年生約1万5500人と、中学校、義務教育学校後期課程、特別支援学校中学部の1・2年生約1万5200人を対象に、小学校では国語と算数、中学校では国語と数学の試験を行い、小学5年生と中学2年生は理科も実施した。前の学年と本年度9月末までの学習内容から、基礎的な知能、技能を問う問題と知識と技能を活用する問題が出された。
和歌山市立貴志小学校(同市栄谷、北山圭子校長)では4・5年生117人が受験。4年生の教室では試験問題を受け取った児童が静かに教員の説明を聞き、開始の合図を待っていた。
調査の結果は12月ごろに各学校に通知される予定。