UIターン増へ 県と京産大が協定締結

 和歌山県と京都産業大学(京都市北区)は18日、学生のUIターン就職支援に連携して取り組むことを定めた協定を締結した。県庁で開かれた協定調印式で仁坂吉伸知事と大城光正学長が協定書に調印した。

 協定では、学内メールなどを通じて学生や保護者に県内企業の情報を提供することや、県内企業による学生インターンシップの受け入れを支援することなどが定められている。県が就職支援協定を締結した大学は9校目となった。

 大城学長は、同大に在籍する県出身の学生が都道府県別で8番目に多い263人に上ることを紹介。3年前に学長に就任して以降、各県との就職支援協定締結に乗り出し、和歌山で13番目となるなど取り組みを加速させているとし「保護者や同窓会とも協力し、オール京産で和歌山に帰りたい学生を1人でも多く帰したい」と話した。

 仁坂知事は「県内企業の情報は、大学の協力がなければなかなか学生に届かない。協定を結んだことによって(情報提供が)容易になるのではないか。大いに期待している」と述べた。

協定書にサインする仁坂知事(手前)と大城学長

協定書にサインする仁坂知事(手前)と大城学長