今後も岸本氏と連携 民進党新体制で県連

 衆院選で所属議員が分裂した民進党は10月31日、新代表に大塚耕平参院議員を選出した。和歌山県連の今後の活動について浦口高典幹事長は、希望の党から当選した前県連代表の岸本周平衆院議員と連携を維持する考えを示し「できるだけこれまで通りの民進党の関係でやっていきたい」と話しており、党本部には党の方向性を速やかに示すよう求めている。

 民進党は衆院選を巡り所属議員が希望の党や立憲民主党、無所属に分裂。浦口幹事長は「政権交代できる野党が必要だ」とし、野党第一党となった立憲民主が他党との合流に慎重な姿勢を見せていることについて「立憲民主だけで政権は取れない。少し姿勢がかたくなな印象を受ける」と話した。野党勢力の結集に向け「県連の内部で今後どうするか話し合いたい」とし、かねて野党再編を訴えている岸本氏と今後も連携を図っていきたいとしている。

 民進党の大塚新代表については「政策通で感覚も若い。国債を乱発する安倍政権の金融政策に反対し、個人的に考えが一致している」と就任を歓迎。新執行部には、野党再編を視野に入れた党運営を期待している。