奉仕で地域貢献 国際ロータリー地区大会
職業奉仕や社会奉仕、国際親善を目的に活動する国際ローターリー第2640地区(岡本浩ガバナー)の地区大会が2日間にわたり和歌山県和歌山市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で開かれた。参加した大阪南部から県内全域のロータリークラブのメンバーは、「今一度みつめよう、ロータリーの原点」のスローガンを胸に、地域の発展を奉仕で支えていく決意を新たにした。
式典で岡本ガバナーは、「この大会がロータリーの心や在り方を学ぶ場となり、地区内のロータリアンの交流や友情が深められることを願う」、仁坂吉伸知事は「県の発展のため世界的なネットワークを誇る社会奉仕団体のロータリークラブのお力添えを頂きたい」とあいさつした。
事業活動報告では、和歌山中ローターリークラブがフィリピン共和国で行った「デイケアセンター保育園プロジェクト」や、和歌山アゼリアロータリークラブの有志で結成しているバンドの慰問活動などが報告された。
2日目の記念講演では、東大寺長老で東大寺学園理事長の北河原公敬さんが「菩薩の心とロータリー」と題して講演し「見返りを期待せず他者に手を差し伸べる菩薩の心はロータリーの活動精神に通じるもの」などと話し、参加者は熱心に聴き入っていた。