コーラスパレットが20周年 18日に演奏会
結成20周年を迎える女声合唱団「コーラス・パレット」の記念コンサートが18日午後1時半から、和歌山県和歌山市小松原通の県民文化会館大ホールで開かれる。親しみやすい名曲の他、今回が初演となる和歌の浦を題材にした委嘱作品もあり、約30人の団員たちの熱の入った練習は大詰めを迎えている。
同合唱団は平成9年に発足。薗村祐子さんの指導の下、県代表として「全日本おかあさんコーラス全国大会」(全日本合唱連盟など主催)に7回出場し、地元でのコンサート開催など、幅広い活動を続けている。
今回のプログラムは、作家の宮沢賢治と金子みすゞにちなんだ歌や、ポピュラーな歌謡曲から「群青」「百恵ちゃんメドレー」「百万本のバラ」など。
また「あさもよし 紀の国」と題して、新しく編曲された「和歌山県民歌」や、ことし日本遺産に認定された和歌の浦をテーマにした20周年記念委嘱作品「若の浦」も初演される。
委嘱作品の作曲は、和歌山市在住で世界的な作曲コンクールで数々の入賞歴を持つ岡谷かおりさん。岡谷さんは「有名な山部赤人の和歌ですが、美しい和歌の浦の情景を雄大に、色彩豊かに音で描いてみました。体全体で感じて、聴いていただけたら」と話している。
薗村さんは「20年間、皆さまに支えていただき感謝しています。団員の個性豊かな色が、パレットの上で調和できるように、心を一つにして歌いたいと思います」と話し、記念の舞台への来場を呼び掛けている。
午後0時半開場。入場料は1000円(全席自由)。問い合わせは坂口さん(℡090・2598・6268)か嶋さん(℡090・1489・0813)。