入賞105人を表彰 文化協会文芸まつり
「第59回文芸まつり」(和歌山文化協会主催、本紙など後援)の表彰式が26日、和歌山県和歌山市の県民文化会館3階特設会議室で行われ、児童、生徒、一般の部の入賞者105人が表彰された。
ことしは作文、詩、俳句、川柳、短歌、詩、散文の部門で県内外から計1351人の応募があった。
児童生徒の部の表彰式では、同協会文芸部の木下のりみ部長が「皆さんは570人もの中から選ばれた優秀な作品の作者。来年もぜひ応募してください」とあいさつ。原一起市教育長、津村周和歌山新報社社長が来賓として出席、各賞の受賞者に表彰状と副賞を手渡した。
優秀作品として、今福小学校5年の星田和奏(わかな)さんが詩を朗読し、明和中学校2年の中野沙耶さんが作文を披露した。主な入賞者は次の通り。
【児童の部】
《作文》文化協会賞=湯川舞愛(太田小6)「視覚障害者のために私達が出来る事」▽石井遥菜(砂山小6)「感謝をする大事な日」▽沢田拳都(雑賀小4)「紀州しっ器」
《詩》一般社団法人和歌山青年会議所理事長賞=星田和奏(今福小5)「わが家の小さな家族」
《俳句》県知事賞=田端小太郎(砂山小6)おばあちゃんとゆっくり歩いた盆の月
《川柳》毎日新聞社賞=矢出圭吾(東山東小6)あさがおはラッパみたいだふいてみよ
《短歌》市教育委員会賞=宮脇啓聡(東山東小6)グランドで横切るトンボにみとれつつたまおいかける
【生徒の部】
《作文》市長賞=中野沙耶(明和中2)「暑い夏との戦い」▽わかやま新報賞=加須屋美菜(向陽中3)「茶の精神」
《詩》NHK和歌山放送局賞=榎本幸音(向陽中1)「花」
《俳句》文化協会賞=船木泰平(向陽中3)梅雨来たり静寂の中本開く
《川柳》文化協会賞=堀田真那斗(西和中2)おんだんか地球のまじんがおそってる
《短歌》文化協会賞=藤田莉乃(向陽中2)おはようと水そうの前で話す父うんざりしながら泳ぐ金魚
【一般の部】
《俳句》県知事賞=福本秀昭(和歌山市)戦ひの跡はすぐ消え水鉄砲
《短歌》わかやま新報賞=安田峰子(和歌山市)背に耳にトンネル鉄橋聞きわけてうつら居眠る夜行列車に
《川柳》県議会議長賞=森口美羽(和歌山市)一歩引く余裕はいつも持っている
《詩》市教育委員会賞=佐谷永莉(市立和歌山高)「油絵と貴方」
《散文》市議会議長賞=秦まりな(和歌山市)「ひなたへ」