本番指揮者の角田さんが指導 第九合唱団
17日に開かれるベートーベン交響曲第九番(第九)演奏会を控え、県第九合唱団(山本光子団長)が3日、和歌山県和歌山市小人町のあいあいセンターで、本番の指揮を務める指揮者の角田鋼亮さんと練習を行った。
昭和47年から和歌山で始まった第九演奏会もことしで45回目。ことしはドラマ「のだめカンタービレ」で指揮指導を行い、現在は大阪フィルハーモニー交響楽団指揮者などを務めている角田さんが指揮し、京都市交響楽団の演奏で歌う。8月に結団式が行われ、数々の合唱団を指導している髙瀬優佳さんの指導のもと、毎週練習してきた。
この日は95人が参加。これまでの練習の成果を出しつつ、角田さんの指揮と合わせるように調整した。角田さんからドイツ語の発音や歌の強弱の付け方などアドバイスが入ると団員は楽譜に書き込んでいた。
山本団長は「45年前に第九を始めた人が80代になり、世代交代の時期。勤務スタイルの変化で練習に参加するのが難しくなっている人も多いが、これから若い人にうまく交代していけたら」と話していた。
演奏会は17日午後2時半開演。チケットは和歌山音楽愛好会フォルテ(℡073・422・4225)の他、県民文化会館、市民会館などで取り扱っている。