小中学生英語でスピーチ ケンドリック杯

1853年来航の「ペリーの黒船」より62年前に、和歌山県串本町に寄港した「レディ・ワシントン号」のアメリカ人船長、ジョン・ケンドリック氏を顕彰する「第24回ジョン・ケンドリック杯 小・中学生英語スピーチコンテスト」が10日、和歌山市小人町のあいあいセンターで開かれ、県内から22人が参加して課題文や将来の夢を豊かな表現力とジャスチャーを交えて発表した。

小学生の部に参加した5、6年生の10人は、課題文の暗唱を伸び伸びと披露し、中学生の部に参加した12人は「MyFuture Dream」、「Home Green Home」など、思い思いのテーマを流ちょうな英語でスピーチした。

コンテストのあと、英語スピーチのロールモデルとして、ことし8月インドで開かれた世界水ロケット大会に日本代表で参加した中学生の英語スピーチもあった。

主催した京都外国語大学校友会和歌山支部の支部長で、同コンテスト実行委員会の三角雅彦実行委員長は、「年々、英語を話す能力だけでなく、アイコンタクトなどの表現力も身に付いており、毎回行っているロールモデルの発表を超えるよう、生徒らが努力していることが感じられる」と話していた。

審査員は、京都外国語大学の教授や外国人講師らが務めた。

入賞者は次の皆さん。

【小学生】最優秀賞=古賀帆乃花(和歌山市立四箇郷小6年)▽優秀賞=江川心生(和歌山大学教育学部付属小5年)、菊地崇文(那智勝浦町立宇久井小5年)▽敢闘賞=宮澤里萌(和歌山市立藤戸台小5年)【中学生】最優秀賞=池内楓(和歌山県立古佐田丘中2年)▽優秀賞=金井瑠花(同桐蔭中3年)、三谷優衣(同田辺中2年)▽敢闘賞=中尾香音(智弁学園和歌山中1年)

豊かな表現力でスピーチする中学生

豊かな表現力でスピーチする中学生