コリコリ食感が魅力 黒あわび茸初出荷

和島興産㈱(梅田千景社長)は自社工場で生産する、あわびのようなコリコリとした食感が特徴の「黒あわび茸」の販売を開始。同社が運営する和歌山県和歌山市本町の複合商業施設フォルテワジマ1階食品館で、31日まで一日限定20パックを販売している。

同社が10月に岩出市根来に開設した新工場「あわび茸ファーム」で栽培したものを直送。黒あわび茸はヒラタケの仲間で、肉厚の大きな黒い傘が特徴。低カロリーでビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含み、健康食材としても人気が高まっているという。

店頭に並ぶ商品は、初出荷特別価格で1パック(125㌘)398円(税抜き)。

初日から午前中に売り切れてしまう人気ぶりで、25日の午前中も、試食した主婦らが「歯応えがあっておいしい」などと次々と買い求めていた。

まずは期間限定販売だが、今後1、2カ月で安定供給が見込めるといい、東京や大阪、京都の市場などへの出荷も予定。同社では「黒あわび茸の良さを和歌山から全国に発信していきたい。くせがなくどんな料理にも合いますが、一番のお薦めは天ぷら。ぜひご賞味ください」とPRしている。

コリコリとした食感が魅力の黒あわび茸

コリコリとした食感が魅力の黒あわび茸