天満敦子バイオリン演奏会 難民支援講演も

 世界的なバイオリニストの天満敦子さんらを迎えたチャリティコンサートが2月9日午後1時半から、和歌山県和歌山市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で開かれる。

 国際ソロプチミスト和歌山(森下征子会長)が主催。「平和への願いをこめて~『難民を助ける会』とともに」と題し、国際NGO・AAR Japan「難民を助ける会」の柳瀬房子会長の講演会も同時開催する。

 天満さんは東京都出身。東京藝術大学大学院修了。在学中に日本音楽コンクール1位となった他、ロン・ティボー国際コンクール特別銀賞を受賞。現在、東邦音楽大学大学院教授などを務めている。

 演奏会では「タイスの瞑想曲」やシューベルトの「アヴェマリア」、「雅俗二譚」など国内外の名曲を、名器ストラディヴァリウスで奏でる。ピアノ演奏は勝呂真也さん。

 難民を助ける会は、紛争地や災害地の緊急支援など、誰もが生命や生活を脅かされることのない社会の実現を目指し、1979年に日本で設立。柳瀬会長は発足時から活動し、2000年に理事長に就任。2009年から会長を務め、難民救援や地雷撤去キャンペーンのため、国内外で活躍。『地雷ではなく花をくださいⅠ~Ⅴ』(自由国民社)など多数の著書がある。

 入場料3000円。未就学児の入場は不可。収益は女性と女児の生活向上支援の活動に役立てられる。問い合わせは同団体(℡073・427・1702)。

バイオリニストの天満さん

バイオリニストの天満さん