初任科生36人が現場へ 県警察学校で卒業式

 和歌山県警察学校(和歌山市木ノ本、鳴海武則校長)で2日、初任科第144期生(長期課程)の卒業式が行われ、18~24歳の36人(うち女性8人)が警察官として新たな一歩を踏み出した。

 式には卒業生と教官らの他、来賓や保護者が出席。卒業証書を授与した鳴海校長は「第一線で一生懸命取り組み謙虚に全てを吸収するつもりで実務に必要な力を身に付け、職場になくてはならない人材に育ってほしい」と式辞し、宮沢忠孝県警本部長は「それぞれの配置先で、自ら求めて経験を重ねるとともに、常に前向きに研さんを続け、自己の能力の向上に努めてもらいたい」と激励した。

 卒業生を代表して同日付で和歌山西署配属となる竹田舜巡査(19)は「入校当初に目標に掲げた初志貫徹(しょしかんてつ)。警察官として新たなスタートを切る私たちが、胸に抱いているこの初志を最後まで貫き通します」と力強く語った。

 4月からの約10カ月の教養訓練を終えた卒業生は、串本署を除く県内13署で3カ月間の職場実習を行う。

卒業証書を受け取る竹田巡査

卒業証書を受け取る竹田巡査