OB会から卒業記念トロフィー 市高野球部
和歌山県和歌山市六十谷の市立和歌山高校(勝本泰弘校長)で1日、卒業式を終えた野球部の3年生17人に「市和商・市高野球部OB会」から門出の記念トロフィーが贈られた。
ことしの卒業部員は59期生。OB会は15年前から、卒業式の日に記念セレモニーを行っており、校内の一室にOB会メンバーと生徒、その保護者ら約40人が集まった。
最初に、7期生の土橋義紀OB会長(70)が卒業部員一人ひとりに記念トロフィーを手渡し、「つらいときやしんどいときは、市高で頑張ったことが心の支えになる。悩んだときは母校へ来て、相談して勇気をもらってほしい。充実した社会人生活を送ってください」と激励した。
半田真一監督(37)は「目標は人を動かす大切なもの。これからそれぞれの道を進むが、自分なりの目標を持つことがしっかりした人生になる。しんどいときはグラウンドに顔を出してください」と呼び掛けた。
主将を務めた卒業生の薮井幹大君は「濃い3年間だった。夏に3年生全員で一丸となって戦ったことが一番の思い出。チームメート、監督、両親など関わってくれた全ての人に感謝の気持ちを伝えたい」と話した。
卒業生の進路は進学が12人、就職が5人で、それぞれの道を歩みだす。