感謝の気持ち託し メッセージはがき差出式
普段、面と向かって伝えにくい感謝の気持ちをはがきに託して送る「ありがとうメッセージはがき」(NPO紀州お祭りプロジェクト主催)の差出式が9日、和歌山県和歌山市一番丁の和歌山中央郵便局であった。
「ありがとう(サンキュー)の日」の3月9日に合わせて毎年、同NPOが郵便局と協力して実施。10年目を迎え、これまでに出したはがきは7万通を超えた。
ことしは、8月に行われた紀州よさこい祭りの会場や、市教委を通じて小学生が書いた計約6000通が集まり、この日、全国に向けて一斉に発送された。
差出式では、華やかな衣装に身を包んだよさこいメンバーが踊りを披露。その後、自分の書いたはがきの文面を読み上げ、順にポストに投かんした。
同NPOの西平都紀子会長は「直筆の感謝の手紙がたくさんの人の心を動かし、明るく豊かな和歌山になれば」とあいさつ。踊り手の一人で参加した泉佐野市の陣内八重子さん(68)は「いつも私を励ましてくれるチームの代表に出した。感謝の気持ちが届けばうれしい」と話した。