新年度スタート 各地で辞令交付や入社式

新年度最初の平日となった2日、官公庁や多くの民間企業で新規採用者への辞令交付式や入社式があった。新職員や社員らは緊張の表情を浮かべながらトップのあいさつに耳を傾け、気持ちも新たに業務を開始した。

和歌山県庁では辞令交付式が行われ、本年度の新規採用職員129人(うち女性56人)のうち、出席した125人に仁坂吉伸知事が辞令を手渡した。

新規採用職員を代表し、那賀振興局農林水産振興部に配属される台敦義さん(23)が「日々の業務が県民の暮らしに大きな影響を与えるということを強く意識し、熱意と努力をもって公務にあたります」と宣誓した。

スーパーを展開する㈱松源(本社=和歌山市田屋、桑原太郎社長)の入社式は本社で行われ、男性27人、女性12人の39人が入社した。

桑原社長は「仕事を始めると、性別や年齢を越えたいろいろな先輩と交流する。いろんな感情も味わい、皆さんの成長するための経験として、松源で社会人生活を歩んでほしい。お客さまの顔を見て仕事をし、個々の力を磨いてほしい」と式辞。新入社員を代表し、御坊市出身で徳山大学卒の山口輝さんが「松源社員として進むべき道へ目標を定め、一歩一歩努力していきたい」と抱負を述べた。

式の途中には新入社員へのサプライズとして和歌山市出身のバイオリニスト・ミスターサカモトさんが登場し、コブクロの「蕾」や同社のCMソング「みんなのマツゲン」などを演奏し、会場を盛り上げた。

抱負を述べる山口さん(松源)

抱負を述べる山口さん(松源)