208チームが白熱 ロボカップジュニア

 小中高生が自作ロボットの技術を競う「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2018和歌山大会」が3月31日から2日間、和歌山県和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開かれた。

 実行委員会主催。同大会は19歳以下を対象にした世界的な自律ロボットの競技大会。人材の育成と新たなものづくり産業創出の期待を込めて、和歌山市で初開催された。

 全国の予選を勝ち抜いた199チームと、韓国、香港から9チームの560人が参加し、センサーでボールを追いゴールに入れる「サッカー」、迷路のようなコースで被災者を探す「レスキュー」、ダンスなどパフォーマンスを見せる「オンステージ」の3部門で競った。県内からも岩出市立岩出中学校と大阪市立阪南中学校の合同チーム、県立桐蔭中学校、向陽中学校から7チームが参加し、全国のチームとともに6月にカナダで開かれる世界大会の出場権を懸けて戦った。

 開会式では、開催委員長の尾花正啓和歌山市長が「産官学が一体になって開催でき、協力してくれた皆さんに感謝したい。全国を勝ち抜いた精鋭が力を発揮し、優勝して世界で活躍してもらいたい」とあいさつ。特別協賛の㈱島精機製作所の島正博会長は「進歩する世界の中でも、工夫して生きることには変わりない。子どもたちにとって夢につながる大会になるように」と期待を寄せた。

 ロボカップジュニアジャパンの高橋友一代表理事が開会宣言し、岩出中と阪南中の合同チーム「Antique&Rex」が選手宣誓を行った。

 その後はブースに分かれて各競技が始まった。サッカー競技ではチームの代表が同時にロボットのスイッチを入れ、ボールに向かって走り出したロボットを注意深く見守っていた。周囲からもロボットがシュートを決めると拍手が起こり、スポーツのサッカーさながらの盛り上がりとなった。

 世界大会への選抜対象のチームは次の通り。

 【サッカー】〈Light Weight〉①Ri―one Nano②Tzk Bamboo Energy③SKY Crew

 〈Open〉①Cat―Bot②CIAO Tezukayama③ゆずれもん

 【レスキュー】〈Maze〉①浦和一女TO②Saver&Lock on③HK Maze Team

 〈Line〉①奏(かなで)②おいらぁ③ARCo

 〈CoSpace〉①True Berry Tea②Lapis Lazuli③Go Jinju

 【オンステージ】①Try!angle②べるぬーい③Girls Art Project@Kanazawa

センサーでボールを追うサッカー

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