智弁、大阪桐蔭に敗れる 雪辱の戦いは夏へ
決勝
智弁和歌山 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
大阪桐蔭 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | x | 5 |
第90回記念選抜高校野球大会は4日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝が行われ、智弁和歌山は大阪桐蔭と激突。2―5で敗れ、24年ぶりの春の優勝はならなかった。
智弁にとって大阪桐蔭は特別な相手。試合前、髙嶋仁監督は「当たって砕けろでいく。うちの力が秋からどれだけ上がっているか試したい」、主将の文元は「甲子園で大阪桐蔭と戦うまでは負けられない」と決勝に懸ける思いを話した。
先攻の智弁は1回、西川、文元の死球で2死1、2塁のとしたが無得点。智弁の先発マウンドに立ったのは、準決勝・東海大相模戦で1回途中4失点で悔しい降板となった池田。変化球を主体に無失点での立ち上がりを見せた。
3回までは両チーム無得点が続き、智弁は4回、冨田の左安打、黒川は中前安打などで2死2、3塁とし、東妻が左前に2点適時打を放ち先制。しかしその裏、大阪桐蔭は連続安打と死球で無死満塁とし、落球と併殺の間に2点を返し、同点とした。
均衡を破ったのは7回の大阪桐蔭。無死1塁で継投した智弁の平田から犠打と適時打で1点を奪い勝ち越し。8回にも2点を追加した。
智弁は9回、先頭の黒川が右前打で出塁したが、後続を絶たれ反撃はならなかった。