西郷隆盛の軍服着用体験も 乾歴史民俗資料館
和歌山県紀の川市桃山町の乾歴史民俗資料館で企画展「幕末・明治の偉人たち」が開かれている。12月23日まで。ことしは明治維新から150年の節目の年にあたり、西郷隆盛を描いたNHK大河ドラマ「西郷どん」も放送されている。明治維新で活躍した人物を身近に感じてもらおうと企画した。
展示室には、西郷が着ていた軍服や明治天皇が着用した礼服を再現した衣装セットを展示。着用し写真撮影をすることもできる。戦前の大臣の執務室も再現されており、壁には坂本龍馬や山県有朋など幕末の動乱期に活躍した人物や児玉源太郎、東郷平八郎など日露戦争の勝利に大きく貢献した軍人の肖像画や写真がずらりと並ぶ。
明治新政府軍と旧幕府軍による戊辰戦争で使用されたのと同じ型のゲベール銃や銃剣なども展示されており、武器の大きさを実感することができる。
同資料館の東三條兼家館長は「実際に着用できるところは少ない。ぜひ当時の雰囲気を体感してほしい」と話している。
入館料は一般・大学生500円。中・高校生は200円。小学生4年生以上が100円、3年生以下は無料。着用体験1着500円。開館時間は午前10時~午後4時。月・火曜日は休館。同資料館は展示品の管理や事務を行うボランティアも募集している。
企画展やボランティア募集の詳細は同資料館(℡0736・66・0758)。