海南市議選15日に告示 22人が立候補予定

任期満了に伴う海南市議選が15日に告示される。今回から2減の定数20に対し現職17人、新人5人の計22人が立候補を予定しており、2人オーバーの選挙戦突入が確定的。目立った争点がなく、告示を目前にしても「選挙あるの?」との有権者の声が聞かれるほど関心が高まらない中で7日間の舌戦がスタートする。
旧海南市と下津町が合併し現在の海南市となった2005年以降、市議選は今回が4回目。前々回の10年は定数22に対し立候補者25人で3人超過、前回の14年は同じく定数22に23人で1人超過の選挙戦となった。
今回は、3月の立候補予定者説明会までに4人が引退を表明し、当初出馬を予定していた現職は18人で、新人5人と合わせて23人による定数3人超の激戦が予想されていた。しかし、告示直前になって現職1人が健康上の理由から不出馬を表明。2人超過の構図が固まった。
立候補を予定しているのは現職が議席順に、中西徹(45)=無所属・下津町上・当選3回=、米原耕司(51)無所属・自民推薦・日方・1回=、東方貴子(55)=無所属・冷水・1回=、中家悦生(56)=公明・椋木・3回=、森下貴史(52)=公明・下津町下津・1回=、榊原德昭(69)=無所属・大野中・3回=、川崎一樹(61)=無所属・重根・2回=、宮本勝利(76)=無所属・藤白・3回=、岡義明(62)=共産・藤白・3回=、橋爪美恵子(60)・共産・下津長塩津・2回=、片山光生(78)=無所属・黒江・3回=、黒原章至(54)=維新・阪井・3回=、川口政夫(48)=無所属・下津町下津・3回=、川端進(76)=無所属・鳥居・3回=、宮本憲治(47)=無所属・藤白・3回=、磯﨑誠治(72)=無所属・下津町方・3回=、栗本量生(75)=無所属・且来・3回の各氏。新人は五十音順に、芦谷泰臣(40)=無所属・井田=、上村五美(57)=維新・名高=、瀨藤幸生(64)=共産・溝ノ口=、田村秀明(64)=無所属・日方=、和歌真喜子(59)=共産・船尾=の5氏。党派別では無所属14人(うち新人2)、共産4人(同2)、公明2人、維新2人(同1)となっている。
3月1日現在の有権者数は男2万812人、女2万4089人の計4万4901人。立候補の届け出は、15日午前8時半から午後5時まで南赤坂の市役所で受け付ける。