深夜に大勢判明へ 海南市議選22日に投開票
任期満了に伴う海南市議選(定数20)は22日、投票が行われ、即日開票される。現職17、新人5の22人による7日間の激しい選挙戦は有権者の審判を待つだけとなり、同日深夜に大勢が判明する見通し。今回の選挙への関心は低調と見られてきたが、期日前投票が前回を上回るペースであるなど、終盤に向けて徐々に高まったとの見方もあり、前回は60・27%だった投票率の行方も注目される。
候補の党派別内訳は、共産が現職2、新人2▽公明が現職2▽維新が現職1、新人1▽無所属が現職12、新人2。
当初は現職18、新人5人が立候補を表明し、3人超の激しい戦いが予想されたが、告示直前になって体調不良を理由に現職1人が不出馬を表明。2人超の構図となった。
目立った争点がなく、告示直前になっても市民から「選挙あるの?」との声が聞かれ、有権者の関心の低さが懸念されてきた。告示後は各候補が選挙カーで市内全域の街宣を始めたが、「まちに人影が少ない」として車を降り、歩いての街宣に切り替える姿も目立った。
街頭演説や辻立ち、電話作戦なども交えた各陣営の懸命な訴えにより、後半に向かって関心は盛り上がりの兆しを見せたものの、依然として投票率は前回を下回るとの見方が強くなっている。
市は職員約120人態勢で投票所となる小学校体育館や公民館、集会所などに投票箱を設置。投票は市内47カ所で午前7時から午後7時まで行われる(東畑地区集会所のみ6時に終了)。
開票作業は大野中の市総合体育館で午後8時15分に始まり、開票状況の1回目の発表は9時半、以降30分刻みで発表される。
14日現在の選挙人名簿登録者数は4万4843人(男2万788人、女2万4055人)。20日現在の期日前投票者数は5191人(男2181人、女3010人)。