スケボー練習場造って 有志が署名イベント

和歌山県和歌山市にスケートボードの練習施設(スケートパーク)を造ろうと、同市でクリームチーズプリンの製造販売を行う「Granma.Maid」の芝田和子さん(57)が中心となり署名を集めるイベントがこのほど、同市和田の竈山(かまやま)神社で開かれた。

スケボーは2020年の東京五輪で行われる新種目として注目を集めている。2月県議会の一般質問で、片桐章浩議員が和歌浦にパークを造れないかと質問し、傍聴していた芝田さんがスケボー経験者の夫・克之さんと共にスケートボーダーたちを応援したいとイベント内で署名活動を行うことになった。

県内でのパークは田辺市に1カ所あるのみ。ボーダーたちはJR和歌山駅前や県立近代美術館の周辺で練習を行っていたが、騒音やスケボーの車輪が舗装を傷つけることから苦情も多い。片男波自治会の玉置成夫自治会長によると、片男波海水浴場の防波堤では多くのボーダーが練習しているという。ボーダーは現在、県スケートボード協会を結成し、県体育協会への加入を目標に組織化を進めている。

イベントでは芝田さんがクリームチーズプリンを販売。友人と共にアクセサリーなども販売した。片桐議員と玉置会長も参加し、参拝者に署名を呼び掛けた。同協会メンバーも駆け付け、スケボーの技を披露した。

芝田さんは「大人が盛り上がるだけでなく、若いボーダーも一緒に和歌山を盛り上げられたら。日本代表がここから出るよう勢いづいてもらうため、いろんな人に広めていきたい」と話した。

署名する来場者

署名する来場者