県庁で本格欧風カレー ビストロくじら開店

県庁本館1階の就労支援室に14日、「ビストロくじら」がオープンした。社会福祉法人くじら福祉会のくじら共同作業所(和歌山県和歌山市六十谷、白藤令理事長)が運営し、フランス料理店「JOY味村」(同市片岡町、味村正弘オーナーシェフ)によるオリジナルの本格欧風カレーが味わえる。

くじら共同作業所は就労継続支援B型と生活介護のサービス事業を手掛け、障害のある人に就労の機会を提供し、知識や能力の向上を支援するなどの活動に取り組んでいる。

味村さんとは、作業所の立ち上げ時にパウンドケーキなどのレシピ作りに携わった縁があり、今回も味村さんがカレーのレシピを考案。JOY味村で調理されたカレーをビストロくじらに運び、温めを店内で行って提供される。

店内では、作業所の利用者2人が職員やボランティアスタッフと共に温めや配膳などの作業に当たっている。肉や野菜、スパイスなどたっぷりの具材を煮込んで作られたカレーライス(500円、サラダ付き)が店内スペースで味わえる他、要予約でテイクアウト(400円、サラダなし、数量限定)もできる。

オープン前には生活介護サービスの利用者による試食会も開き、「おいしかった、また来たい」と好評だった。

県庁職員だけでなく一般の利用も可能。クッキーなどの授産品の販売もしており、今後はケーキなどのメニューも増やしていく予定。

営業は平日の午前11時から午後2時まで。問い合わせは同店(℡073・432・4111、内線3961)。

ここでしか味わえないオリジナルカレー

ここでしか味わえないオリジナルカレー